資格試験に合格するためには、「どれだけその資格が欲しいのかが重要だ」と言われることがあります。
資格試験は欲しい人から合格していく、資格試験に合格した姿をイメージできる人ほど早く合格する・・・、いずれも事実でしょう。ただし、それはあくまで一部の合格者が言っていることであって、全ての合格者が同じことを言っているわけではありません。
つまり、単に「私はそう考えることで合格できました」という見本に過ぎないのです。
「祈ることによって合格できました!」という合格者がいたからといって、あなたも同じように祈ることで合格できるということではありません。
合格者が言っていることはあくまでその人のこと。
その裏側でどのようなことが言えるのか?ということに着目することの方がはるかに意味のあることです。
精神論だけで合格できるほど資格試験は簡単にはいきません。精神論と結びついているのは、実際の行動です。
つまり、行動なくして合格はありえない。
どんなに祈ろうが、勉強しない限りは合格することもない。受験しない限り、受かりも落ちもしないことと同じです。
全ては行動の結果として現れるものなのです。
となれば、結局のところ、「受かりたい人から受かっていく」といった精神論の裏側にあるのは、そういった考えをしっかりと持っていれば行動に起こすことができる、要するに勉強をたくさんするでしょう、ということです。
受かりたいのであれば、勉強をするのは当たり前だからです。受かりたいのに勉強をしないということは、本当の意味で受かりたいとは言えない。ダイエットをしたいのに、食事制限も身体を動かすこともしないというのでは、本当にダイエットしたいとは思っていないだろう、というのと同じです。
精神的なものが強ければ行動に現れるということです。
ならば、その逆も言えるだろうというのがタイトルで言いたかったことです。
長期的に勉強をしていれば、やる気のないときもあります。少しでもテストで点数が悪くなれば「自分には無理だ」と諦めモードになることも少なくありません。
そういった場合には、精神論で攻めるのは難しい。
ですから、身体で行動することで精神論につなげていく。
簡単な問題をガンガンこなしていく。何も考えずに。そうすることで、自分の中で、自分がここまで問題をガンガンできるのは、本当に心の底からこの資格が欲しいからなんだ!と逆に持っていくことができるようになります。
悩んでいるとき、不安になったとき、やる気が失われたとき、
そんな時は深く考えずに簡単な問題でもガンガンやってみてください。考えている時間は多くのことを産み出しませんが、行動に起こすことでたくさんのことが得ることが出来る場合も多いのです。
行動こそ合格への近道なのです。