教育の現場でも節電が進んでいると言います。
学習塾や資格学校では、朝早くから講座を開講して電力消費の少ない時間を活用したり、合宿などを増やして東京電力管内以外での講義を増やしたりするなど、さまざまな工夫を行なっています。
資格試験の本試験も試験時間を変更するなどの措置が行なわれている試験が増えています。
本試験では、冷房温度を高めにしたり、電気の消灯などが行なわれることも考えられますので、受験する方は考慮しておいたほうが良いでしょう。
ところで、あなたは自宅で資格の勉強をする際に「節電」を意識しているでしょうか?
実はこの節電、上手く使えば学習効果を引き上げることができる可能性があります。
例えば、節電のために明るさは「電気スタンド」のみにする。こうすることで、周りにある余計なものが目に入らず、テキストや問題しか見えませんから、意識を集中することができるようになります。
若干、目は悪くなるかも知れませんが、一時的な措置ですから、大きな問題にはならないでしょう。
もちろん、パソコンやテレビ、音楽類などの電気も全て落とすようにする。
こうすることで、強引に勉強しかできない状態に持って行ってしまう。やることは、「勉強のみ」となれば、あとは寝るか・勉強するかの2択となります。
この状況で寝てしまうというのは選択せず、是非とも、「勉強する」を選んで欲しいと思います。
なお、節電のために冷房を高めに設定している受験生も多いかも知れません。確かに節電という意味では非常に大切なことですが、基本的に湿度が高いと頭がボーっとしてきて勉強どころの話ではありません。
冷房はそれ相応に使うようにして、他のもので節電をした方が、受験生にとっては有意義であると思います。
勉強する環境としては寒いくらいのほうがちょうど良いといえます。
節電を何らかのチャンスであると捉えるならば、自分なりに工夫することで、むしろ集中して勉強する空間を手に入れることができるようにもなるはずです。
本試験を間近に控えた受験生が多いと思いますが、悔いのないようにガンガン問題を解いてみてください。合格は目の前です。