まずは問題全てを見渡す

普段は冷静なあなたでも、本試験となるとそうはいかないかもしれません。極度の緊張と独特な空気が流れる教室の中、周りの受験生がやたらと頭が良く見える。そんな精神状態になる女性は多いようです。

特に、資格試験の受験が始めて、あるいは久しぶりと言う主婦やOLであれば、その傾向は顕著でしょう。ただでさえ、普段は試験を受験する機会などそれほど多くはありません。だから、緊張するのはある意味当たり前とも言えます。

だからと言って、本試験で失点をして良いかといえばそんなことはありません。基本的な問題を1問でも落としてしまうことは致命的なもの。基本的な問題こそ、じっくりとミスなく解答することが必要です。

しかし、本試験では普段自宅などで解いている状況とは異なりますので、どうしてもミスをしやすい。このミスを最小限に留めるためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、まずは自分の中から焦りや不安を抜くことです。具体的には、試験開始の合図とともに、まずは問題文全てに目を通すようにして下さい。

いきなり問題を解き始める受験生がいますが、それは無視して、我々はまずはしっかりと「どのような問題が」「どういう形式で」「どのくらいの量」出題されているのかを正確に把握するようにします。

本試験の問題は、必ず基本問題が中心的に出題されています。しかし、それが前半に登場してくるのか、後半に多いのかは分かりません。全体の出題内容を把握することなく進めてしまうと、仮に前半部分に基本問題の出題、すなわち自分が知っている問題の出題がない場合には、相当な焦りを伴います。そして、しなくても良いケアレスミスをしてしまう可能性が高くなります。

一方、問題を全部把握することで、半分くらいは基本的な問題、自分が知っている問題ということが分かれば、後は落ち着いて問題を解いていくことができるのです。

極めて単純なことに思えるかも知れませんが、この効果は絶大です。今まで極度の緊張で高ぶっていた心臓の鼓動が、安らかになることに気付くでしょう。

試験開始とともに問題を解く必要はありません。仮に、周りの受験生がそうしていたとしても、真似をする必要などはありません。

むしろ、いきなり解き始めた受験生がいたとしたら「ラッキー」と思って良いのです。まずは、全体像をしっかりと把握する。

その後は、できる問題から解き始めるようにしてください。最初の第1問から解かなければいけないというルールはありません。資格試験に合格するためには、点数を積み上げることが重要です。できる問題からどんどん片付けていくようにしてください。

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