勉強しないと罪悪感になるぐらいにする

 人間の習慣化というものは、凄いものです。例えば、朝起きてから取る行動はその人によって異なると思いますが、個人レベルで見た場合、ほぼ同じような行動を毎日行っています。

まずは顔を洗う人もいれば、布団を畳む人もいる。もちろん、朝の一服を楽しむ人もいることでしょう。良い悪いではなく、習慣化さえしてしまえば、ちょっと何かがあったとしてもそれをこなさないことには罪悪感すら感じるようになる。

夜寝る前に歯磨きをするように、勉強も習慣化してしまえばとてもインパクトがあると言えます。勉強しないと眠れない、朝起きたらとりあえず勉強する、そんな習慣を身につけることができれば資格試験の受験生としてはシメたものです。

人間が何らかのことを習慣化するためには、およそ21日間それを続けることが必要だと言われます。3日坊主は例外としても、1週間では少なく、2週間でも少ない。3週間、しっかりと同じことを繰り返す。これが、習慣化するためのポイントです。

1回ぐらい良いだろう、となってしまうと、そこからリセット。とにかく、21日間毎日続けることが重要です。このように、何からのことを習慣化させるためには、21日間続けることが大切ですが、それを達成するためには、「複雑、高度」なものとしないことが必要です。

歯磨きと言うのは、特に難しいことでもなく、時間の掛かることでもありません。勉強を習慣化指せようと思ったら、「毎日寝る前に3時間勉強する」などと、何からの突発的なことが生じたときに対応することが困難な目標は現実的ではありません。

それよりも、「毎日寝る前に15分以上は勉強する」などとハードルを下げた目標を設定することが大切です。15分ではなく、15分以上とすることで、3時間勉強する日もあれば、30分の日もあるでしょう。しかし、あくまで習慣化することが目標であれば、勉強時間の長短はさほど重要ではありません。

勉強と言うアクションを21日間以上続けることの方が重要なのです。

もちろん、勉強を続けることよりも、勉強の中身や内容の方が重要だと言う意見もありますが、結局のところ資格試験における勉強と言うのは同じことを繰り返すことが本質です。だとすれば、良問と呼べる問題集さえ手元にあれば、あとはいかにして習慣化してそれを繰り返すことができるかどうかが合否を分けるポイントとなります。

21日間、しっかりと勉強を続けることができれば、勉強しないと罪悪感を感じるくらいまで自分の意識を高めることができます。なかなか勉強する習慣が身に付かないという人は、是非、21日間、短時間でも構いませんので毎日勉強する癖をつけてみてください。必ず、習慣化することができるようになるはずです。

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