資格試験の勉強方法として重要なのは、「同じ問題集を繰り返し解く」ということです。もちろん、テキストも必要ですが、テキストも1冊あれば十分で2冊も3冊も必要になるわけではありません。
初学者の場合、書店などに行くと様々な問題集や過去問、テキストなどが気になって、たくさん購入してしまう人が少なくありません。特に、女性の初学者で心配症や真面目な女性ほどたくさんの問題集やテキストを購入してしまいます。
不安な気持ちは分かりますが、ほとんどの場合が一度読んだ程度で棚の中に保管されることになり、有効活用されることはありません。むしろ、新たに購入したテキストや問題集をこなしきれていないことが最終的に気になってしまい、本試験直前になると焦りが出てくることになります。
資格試験の合格者はたくさんの問題集やテキストなどを使っていそうですが、それは錯覚です。合格者は、たくさんの教材を使っているわけでも、頭が取り立てて良いわけでもありません。
一冊の問題集とテキストを嫌になるぐらい使い倒しています。合格者のテキストや問題集を見せてもらえば分かりますが、ボロボロになっています。
ボロボロと言っても、外見は比較的綺麗で、外観からはその様子は分かりません。中身は手垢やラインなどで埋め尽くされており、その様子はとても外から判断できるものではありません。
合格者ほど、教材に愛着を持っています。丁寧に扱う。しかし、何回も繰り返し開いたりしますので、中身はボロボロというわけです。
ボロボロになるくらい、1冊の教材を徹底的に勉強する。これが、資格試験に合格するためのルールです。あれもこれもではダメなのです。
他のテキストや問題集が気になったら、購入する前に中身を見てみてください。体裁や表現の仕方が異なっている以外、内容的には同じことしか書いていないはずです。
あなたが資格学校の通信講座や通学講座を受講しているのであれば、その他に必要になる教材は一切ありません。提供されたものを徹底的に愛着をもって、ボロボロになるまで使い倒すようにしてください。
そうすることで、初めて勉強の成果が見えてきます。