資格試験に挑戦したいが、挑戦すること自体が「怖い」という女性がいます。不安を通り越して、挑戦自体が恐怖になってしまっているようです。
資格試験の勉強を開始するということは、恐怖でも何でもありません。不安が助長された結果、「怖い」という感情になってしまうこともありますが、心配する必要はありません。なぜならば、資格試験に挑戦することで被るリスクは基本的には存在しないからです。
もちろん、何らかの投資をする以上、デメリットが全くないとは言えません。資格試験の勉強をするにあたっては、それ相応の時間やお金を投資することになります。それ以外にも、精神的な負担も少なくはありません。しかし、それらの投資を十分に回収することはできます。これは、資格試験に合格することができなくても回収できるのです。そもそも、資格試験に合格しなければ何も得られないという前提自体が誤りなのです。
資格試験に限らず、「挑戦」することによって損失を被るという考え方は、物だけに執着している結果です。挑戦することで、実際は、視野が広がり、さまざまな考え方を手に入れることができる。自分が大きく成長することができるのです。
資格試験の本試験を受験する以上、結果は出てきます。合格する人もいれば、不合格になる人もいます。挑戦する以上は合格を目指していくことになりますし、合格できれば資格試験に合格したという事実を得ることができます。それが、自分の自信になったり、支えになったりします。
しかし、残念ながら不合格になったとしても、得るものはたくさんあります。むしろ、不合格にならなければ分からないこともたくさんあるのです。
だからと言って、不合格になることを推奨するわけでもありません。しかし、不合格になることに恐怖を覚えて、挑戦しないことは非常に大きな損失です。合格しようが、不合格になろうが、必ず得るものはあります。
好きな人に告白しなければその人と結ばれることはありません。自分からアプローチすることが必要です。そのために、いろいろなことを考えて、自分なりのベストを尽くしてがんばるのです。その結果、上手く行けばそれはそれで良いですし、振られたとしてもそこに学びがあります。
その結果をどう活かすのが、そちらの方が常に重要であって、結果が全てではありません。資格試験に合格しても、その資格を有効に活かすことができる人とできない人がいるのはそのためです。
むしろ、不合格になった人の方が大いに学び、そして新たな自分へと成長するケースが少なくありません。
資格試験に不合格となったとしても、「挑戦を辞めない限り、不合格はありません」。ダメだったまた挑戦すればよい。挑戦し続ける限り、資格試験に合格する可能性はずっと残されているのです。
結果が重要ではないとは言いません。しかし、結果が全てではないということは、あなたも分かると思います。結果を出すまでのプロセス、そして、出た結果をどう活かすのか、これが重要です。
その点、資格試験は目標を明確にしやすく、期日も決まっている。だからこそ、自分の成長にはもってこいの「機会」だったり「道具」なのです。そして、チャンスなのです。