女子学生にも広がる資格志向

最近では資格試験も女性に人気があります。昔は、男性が孤独に勉強をしていて、資格の勉強は暗い!というイメージがありました。しかし、多くの前向きな女性が資格の勉強を開始することで、資格業界あるいは資格そのもののイメージがかなり変わってきているように思います。

資格学校の各資格講座には、たくさんの女性が参加しています。資格学校の通学講座で最も熱心に受講したり、一番前の席に座っているのは大抵が女性です。女性の中には、昼間の時間を有効活用している主婦もいますし、仕事が終わってから資格学校に駆けつけて勉強をしているOLの姿も目立ちます。

もちろん、通信講座を活用している女性も多いことでしょう。資格学校の通信講座は誰が受講しているのか見ることは出来ませんが、資格学校が公開している資料を見ると、半数程度は女性の受講生で占められています。

そして、最近では女子学生も資格を本格的に志向するようになって来ました。

学生で資格を受験すると言えば、商業高校などで簿記検定などの資格を勉強することが今までは一般的でした。しかし、最近ではそれが大学へと移行しています。

最近の学生の意識調査によると、目指す大学の基準に「地元志向」「資格志向」の2つがあるそうです。従来だと、東京などの首都圏の大学が人気でしたが、家庭の経済状況もあって、地元の国立大学が人気だとか。

また、大学は遊ぶもの、自分の価値観を多様化する時間、などと言われていましたが、資格志向が進んでいると言います。既に、就職を意識して、資格の取得を大学でしておくという意識の高まりです。

今の学生は女子学生ほど現実的な側面を持っています。もちろん、社会人の女性も同様に、男性以上に現実を直視していると言えます。しかし、資格試験というのはある程度の合格者数も決まっていますので、あまり受験者が増えると難化する可能性もあります。

今までそれほど学生は資格に手を出していませんでした。どちらかというと、資格試験というのは社会人のスキルアップの手段だったわけです。そこに、主婦やOLが資格を目指すことの意味がありました。

もちろん、それは今後も変わることはありませんが、資格試験に学生が本格的に参入すれば、時間を有効活用できる学生の方が合格には有利な立場になります。また、学生は結構勉強法や勉強のスキルを持っていますので、あまりライバルにしたくない相手でもあります。資格試験の合格を考えている社会人の女性、主婦やOLは資格取得を急いだ方が良いかもしれません。

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