独学に向いている人とは?【ハサミ選びと使い方】

資格試験の勉強をする場合、大きく分けて3つの方法があります。

  1. 通学講座
  2. 通信講座
  3. 独学

中でも独学というのは、最も費用が掛からず、いわゆるコストパフォーマンスに優れている方法といえます。

その代わり、お金をそれほど掛けていないということもあって、挫折する要素を秘めている方法とも言えます。

独学は勉強スタイルが確立してから
独学は勉強スタイルが確立してから

通学講座や通信講座はそれなりの出費を伴うわけで、善し悪しは別として「ある程度お金を払う」ことによるモチベーションアップの効果は少なからずあるわけです。

しかし、独学の場合には、出費としても書店で販売されているテキストや問題集を購入するくらいですから、始めるのは簡単である一方、「辞めるのも簡単」というわけです。

現実的には、独学が必ずしも安上がりとはいえないというのもあります。

通学講座や通信講座であれば、これだけを勉強すれば必ず合格できると言う内容が提供されますが、独学で勉強していると「この教材だけで合格できるのか?」という不安を抱えていることが多い。

結果的に、途中で問題集を買い増ししたり、あるいは資格学校などが実施する模擬試験を集めたりと、予想以上にお金が掛かることも実は多いのです。

ですから、オススメは通信講座です。通信講座の中でも、講義音声などが付属しているものがオススメです。DVDなどの映像付きも増えていますが、映像を見ても臨場感は得られるかも知れませんが、学習効果は音声だけでも変わることはありません。

テキストの中身を解説しているものが欲しいわけですから、音声のみで十分です。最近では、MP3などで提供される方法もありますので、通勤時間などに繰り返し聞くことができるので使い勝手が非常に良いと言えます。

では、独学は全くダメか、と言われればそうではありません。

独学と言うのは、既に自分の中で学習スタイルが確立されていて、知識のみを修得することで合格することができるレベルにある人は、独学でも合格を目指すことが可能です。

もう少し具体的に言うならば、「2つの資格試験に合格している」人であれば、自分なりの勉強スタイルが確立されている可能性が高いので、独学でも教材選択さえ間違えなければ合格を目指すことができます。

自己流の勉強スタイルを持っているのであれば、あとはその資格に対する知識がないだけですから、知識を得るための道具があれば良い。

どんなに良いハサミを持っていても、ハサミの使い方を知らなければ綺麗に切ることはできません。これは、ハサミの使い方を知っていても、ハサミがなければ切ることができない、ということも言えます。

資格試験に合格している人というのは、ハサミの使い方を知っている人です。ですから、ハサミを持ってくればよい。しかし、ハサミにはよく切れるものもあれば、切れないものもある。それが、教材の選定に該当します。

一方、まだ資格合格の経験がない人は、ハサミの使い方も分からない。もちろん、ハサミの選び方も分からない。そういった状態の中で、独学を選択するということは、下手をすると、切れないハサミを切れない方法でカリカリやっている、そして「切れない・・・」と嘆いているのに等しい状況を招く可能性があります。

私もいくつかの資格を取得しており、いわゆるハサミの使い方は知っています。しかし、今でもハサミを自分で選ぶようなことはしません。ハサミは専門家に選んでもらって、そしてそれをいかにして上手く使うのかと言うことを考える。

そのため、基本的には通信講座をオススメしています。

ただし、資格合格の経験がたくさんある人や、どうしても金銭的な理由から独学を選ばざるを得ない人もいるでしょう。

その場合には、ハサミの話を思い出してみてください。

そして、よく切れるハサミを選んで、そしてそれを使いこなす方法を考える。

教材選びの方法は、いずれご紹介していきたいと思います。

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